Open Up
オリジナル発売日: 1995.3.3
|
|
|
私たちは皆ひとつであり、この地球に共に存在しています。 けれど、本当に「生きる」ことを知り、よりよい未来へ向かうためには、互いに分かち合い、自分自身を差し出すことが何より大切だと思うのです。 そうして初めて、人はよりよい存在へと進化していけるのだと信じています。 このアルバムは、あなたと対話を交わし、私のいちばん深いところにある思いを分かち合おうとする試みです。
愛と慈しみの心で、ありのままの自分を正直にさらけ出すこと。 恐れも、罪悪感も、恥じらいもなく……内側を見つめることで、弱さも欠点も含めた本当の自分の姿が見えてきます。 けれど、それらの多くは社会が私たちに押しつけた「基準」にすぎません。 だからこそ、そこから抜け出し、自分を新しい光の中で見つめ直すためには、少しの抵抗が必要なのです。 このアルバムの音楽は、そんな“自由な空間”を体現しています。
それは、東洋と西洋の文化が調和し、アジア、アメリカ、イギリスなど、 さまざまな土地から集まった人々が色鮮やかに交わりながら生まれたコラボレーションの象徴でもあります。
すべての人が、愛と平和と幸せを抱きしめられますように。 (ライナーより 当サイトで意訳) |
【収録曲】
|
曲名 |
作詞 |
作曲 |
編曲 |
カヴァー元 < >はセルフカヴァー |
|
|
1. |
Overture |
Dick Lee |
奈良部匠平 |
||
|
2. |
Never Give Up On Love |
James McMillan |
James McMillan |
Philippe Saisse |
|
|
3. |
Steal a Kiss |
Taja Sevelle |
黃韻玲 |
Philippe Saisse |
|
|
4. |
Heart Beat |
清水美惠 |
黃韻玲 |
Dave Darlington |
|
|
5. |
Tokyo Gray Line |
清水美惠 |
米倉利紀 |
Dave Darlington |
|
|
6. |
Pieces of Mind |
Chrysta Jones, Michael McDermott |
Chrysta Jones, Michael McDermott |
奈良部匠平 |
|
|
7. |
Go for It! |
鈴木結女 |
鈴木結女 |
奈良部匠平 |
|
|
8. |
大好きな人生 |
鈴木祥子 |
李泉 |
奈良部匠平 |
|
|
9. |
Honnba |
林夕 |
小田和正 |
Philippe Saisse |
|
|
10. |
I'll Never Forget You |
EPO |
EPO |
Philippe Saisse |
|
|
11. |
Remember |
Dick Lee |
Dick Lee |
奈良部匠平 |
|
2. 3. 6. 11. は英語曲、4. 5. 8. 10. は日本語曲、7. は英語日本語の混在曲、9. は広東語曲
【リリース情報】
CD (日本盤)
PICL-1096 * 1995.3.3 * パイオニアLDC * ¥3,000
CD (香港盤)
NCSL 05112-2 * 2007. * New Century Workshop *
帯付き
配信
AppleMusicやSpotifyで配信されているものの、残念ながら日本から本作を聴くことはできません。
ただしSpotify、Amazon Musicではシングルカットされた「Peaces Of Mind」と「Remember」は日本からでも聴けるようです。
【クレジット】
Executive producer: Masafumi Kanai (Pioneer LDC)
Co-producer: Sandy Lam
Producers: Shohei Narabe (1,6-8,11), Philippe Saisse (2,3,9,10), Dave Darlington (4,5)
Keyboards: Philippe Saisse (1, 2, 8, 9), Shohei Narabe (5, 6, 7, 10), Jamshied Sharifi (5, 7, 10), James Preston (3, 4)
Synthesizer Operator: Christian Wicht (1, 2, 8, 9)
Synthesizer + Computer Programming: Jamshied Sharifi (5, 6, 7, 10)
Synthesizer Keyboard + Percussion Programming: Dave Darlington (3, 4), Kazuhiko Gomi (3, 4)
Guitar: Nick Moroch (1, 2, 8, 9), David Acker (3, 4), Ronald Jackson Jr. (5), Eddie Martinez (6, 7)
Bass: Anthony Jackson (1, 2, 8, 9), Cary Potts (5), Skali Sverrisson (7, 10), Dave Darlington (4)
Drums: Poogie Bell (1, 2, 8, 9)
Drums + Percussions: Michael Hausman (5, 6, 7)
Drum Fills: Michael Landau (10)
Horn Section Trumpet: Tony Kadleck (1, 8, 9), Kent Smith (1, 8, 9), Joseph Giorgianni (5, 6), Ross Konikoff (5, 6)
Trumpet Solo: Tony Kadleck (2)
Trumpet: Kent Smith (2)
Saxophone: Andy Snitzer (1, 2, 8, 9), John Scarpulla (3, 4, 5, 6), Marty Kersich (5, 6)
Sax Solo: Andy Snitzer (2)
Trombone: Michael Davis (1, 2, 8, 9), John Wriggle (3), John Wheeler (4)
Back Ground Vocals: Curtis King (1, 2, 9), Vivian Cherry (1, 2, 9), Vanessa Thomas (1, 2, 9),
Back Ground Vocals: Diane Smith (5, 6), Jacquelyne C. Proby (5, 6), Holly Ross (5, 6),
Back Ground Vocals: Nancy Jackson (3, 4), Sherry McGhee (3, 4), Paulette McWilliams (3, 4)
Back Ground Singer Coordinator: Bernie Diggs (3, 4)
Rap: Sulaiman A. Rahman (3)
Flute + Wind Synth: Andres Bostrom (7, 10)
Pipa + Er Hu: Tan Liang Xing (10)
Yang Ching: Qian He (10)
San Nan: Li Sian Lian (10)
World Kids Choir: Donna Vivino (10), Natalia Harner (10), James H. Wiggins III (10), Jonathan Ungar (10)
Recorded at Beat On Beat Recording + Power Station
Recording Engineer: Roy Hendrickson (1, 2, 5, 6, 7, 8, 9, 10), Stan Katayama (5, 6, 7, 10), Dave Darlington (3, 4)
Mix Engineer: Eric Calvi (1), Roy Hendrickson (2), Dave Darlington (3, 4), Stan Katayama (5, 6, 7, 10), Eric Gales (8, 9)
Mixed at Right Track Recording
Mastered by Chris Gehringer at Gateway Mastering
Assistant Engineers: Rick Sherman, Hiro Ishihara, Glen Albert, Scott Austin, Sean Brennan
All the Recording Sessions in New York Coordinated and Managed by Atsushi "SUSHI" Kosugi (Beat On Beat)
Project Leader: Eisuke Sato (Amuse)
Artist Management: Yoko Mizuguchi (Amuse)
The Top Assistant: Toshiyuki Uetake (Amuse)
Production Support to Sandy Lam: Nancy Chen Lan Chen (Lead Talent)
Design: Woo Art International + I/O 360°
Promotion Staff: Hiroharu Sato (Pioneer LDC), Junichi Fujinari (Pioneer LDC). Toshiyuki Uetake (Amuse)
Promotion Staff: Supervised by Yokichi Osato (Amuse), Takashi Yamamoto (Amuse), Kenjiro Otsuka (Pioneer LDC)
General Advisor: Sumio Matsuzaki (Amuse), Taku Oagawa (Pioneer LDC)
Special Thanks to: Masaru Nishiyama, Masahiro Takahata, Masahiro Nishita, Masahiro Nakaoka, Masaru Honda
|
To be totally honest and reveal myself in the spirit of love and compassion. No fear, no guilt, no shame...by looking inside we discover our inner self, in it's true form with all it's weaknesses and defects. But these are not norms imposed on us by society, hence a little rebellion is necessary in order for us to break away and see our true self in a different light. The music in this album embodies such an awareness. It is representative of the harmonious sharing of Eastern and Western cultures...the merging of divergent people in a colorful collaboration as they come from all over Asia, United States and the United Kingdom.
This album represents six months of hard work and I would like to extend my gratitude and admiration to Mr. Masafumi Kanai of Pioneer LDC and Miss Yuka Mizugaki of Amuse. Their enthusiasm and determination through the long hours of discussions in Japan up to the final production in New York have made this concept possible.
I would also like to give a BIG THANK YOU to all the talented composers, arrangers, musicians, and engineers who have participated in this production. Thank you for sharing beautiful music with me.
To Philippe, Dave and Shohei, it was really wonderful working with you! Musical paths are never parallel in our field, so I look forward to meeting you again on this route. Thank You!!!
To Atsushi Kosugi and his wonderful staff, thank you for taking such good care of everything in New York.
To John Woo, Butch Belair, Matthew Badger, Dindo Magallanes and their respective crews, thank you for the visual design and moving images. You're all so great! It's been a pleasure!
To Alice and Nancy thank you for standing by me all the time.
I would like to thank Amuse and Stardust for all their efforts in the development of my career in Japan.
To all of you out there who have enjoyed and supported my music, thank you for sharing with me my greatest joy in life.
May love, peace, and happiness be there for everyone to embrace.
|
【メモ】
· 日本向けアルバム第2弾。全曲書下ろしです。
· いちお、日本向けですが、英語歌唱曲が半数あり、アシッドジャズやくぐもったR&Bなどまだあまり日本で聴かれていなかったサウンドを先取りした、日本人から見たらどっぷり洋楽ノリな作品。歌詞カードも”オリジナル”っぽいものと、”日本盤向け”っぽいものと両方ついています。価格は日本盤(笑)
· サンディ「今度のアルバムのコンセプトなんですけど、アジアのアーチストとの共同制作のような作品にしたいと思ったんです。て、どんな作曲家、プレイヤーに参加してもらおうかとディレクタとことん話をしました。その結果、上海、台湾、シンガポール、日本など、いろいろな国の人たちが参加することになりました。また、アルバムのなかにアシッド・ジャズ的雰囲気がほしかったので、そのテイストを知っている西側のアレンジャー(フィリップ・セス、インコグニートのブルーイほか)も起用しました。でもメロディに関しては、やはりアジアの雰囲気を壊さないようにと思いましたね。」(FM STATION」95.3.26号)
「日本のマーケットは、あらゆる可能性に満ちていると言えますが、同時にとても入り込むのが難しい場所でもあります。(中略)もし、完全に日本市場に入り込むスタイルをとるなら、別のやり方があるはずです。例えば、日本に住んで、完全に日本人の世界に溶け込むという方法ですね。かつてのテレサ・テンさんのような道です。でも私は、香港や台湾、中国のアーティストが最近日本で注目されているのは、私たち自身の音楽に独自のスタイルや響きがあるからだと思うんです。そして同時に、日本人がアジアの他の地域の音楽文化に興味を持ち始めているからでもあります。一番大切なのは、自分自身が本来持っている特色をそのまま維持することだと思っています。そうでないと、自分を見失ってしまいますから。私は自分のやり方で、日本の皆さんに音楽を届けていきたいんです。」(96年放送の華視「懷舊綜藝秀」より)。
· アメリカ、イギリス、香港、台湾、上海、日本の作家が参加。シングルが切られた「Peaces Of Mind」はワークシャイ作でサンディ自らオファーしたそう。林夕x小田和正、清水美惠x黃韻玲、鈴木祥子x李泉など日中合作曲もあり面白いです。
· 「Peaces Of Mind」はシングルも切られています(パイオニアLDC/PICL-0002)。これも12cmCDでリミックストラックを多く含む、当時の日本市場では洋楽ノリのシングル形態でした。
· 台湾向けの大ヒット作「Love, Sandy」を1月に出してわずか1か月余りでのリリース。レコーディングは94年9月〜12月にNYで行われています。「Love, Sandy」はいつ録ってたんでしょうね?サンディ史上最も売れた「Love, Sandy」に対し、本作はオリコンWeekleyTOP100にランクインできず、何枚売れたのかは不明です。07年に香港のNwe Centuryから一度再発されたものの今では日本、香港、台湾どこでも高額取引されるレアアイテムになっています。日本市場向けと言える作品は本作が最後になりました。
· 商業的には上手くいかなかったこともあってか、アミューズとの契約は当初予定の2年間で終了したようで、日本市場向けと言える作品は本作が最後になりました。また星工廠の制作作品としても最後になりました。ちなみに星工廠制作ではあるものの、許氏によると制作はサンディに任せ、完全にノータッチだったそうです。
管理人の感想
|
いやぁ、もうこれ売る気まったくねぇだろう!?(笑)というふり切った作品です。アシッドジャズとかくぐもったようなR&Bって日本で聴かれるようになったのは2000年入ってからじゃないでしょうか(もちろん聴いてた人はいると思いますが、ヒット作になり得るとしたら「宇多田ヒカル」以降だと思うんですよね)。日本市場向けとするならものすごい先取り感があります。過去どこにもなかったサンディ作品、本当に好きなものを作ったって感じがします。90年代の日本の音楽市場はCDバブルと言われる状況で、“売れない良作”を作れた時代だったのではないでしょうか。真っ先に思いつくのが大貫妙子さんですね。彼女もパリ、ロンドン、LA、NY、スペイン、ブラジルと世界中を飛び回ってレコーディングされてましたが、売上はたぶん1〜2万枚、海外レコーディングラストの「アンサンブル」なんかは4,000枚とかだったと思います、めちゃくちゃ良い作品ですけどね。。どうしても商売である以上、売れるからお金をかけれるわけですけど、他に爆売れしてるアーティストがいて、レコード会社全体で儲かってるなら、売れない良作にお金を回せるってのは、ファンとしては素晴らしい話です。本作がそうだったのかはわかりませんが、台湾・香港ではサンディ・ラムのアルバム発売というのは莫大なカネが動くビッグプロジェクトでしょうから、必ずしも自由に作品が作れないかも、、もちろんヘタこけないプレッシャーがあるでしょうし。割と自由の効く、そしてCDバブルでカネがあり、売れない良作にもカネがかけれる日本市場で自由に制作が出来ていたなら、ものすごくチャンスに恵まれた、それこそ有難いアルバムだと思います。もう、存在が面白過ぎますね、このアルバムは(笑)「Simple」同様、Apple MusicにもSpotifyにもアップされているのですが、日本からはアクセスできません。もともと日本市場向け作品なのに日本から利用できないというこの皮肉ったらない!!!ただしシングルの「Peaces Of Mind」およびそのリミックス群と「Remember」は利用可能です。 |