都市觸覺 Part III Faces And Places
オリジナル発売日: 1990.8.28
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※ 4.「埃及玫瑰1,000打」と書かれていますが、配信されているのはオリジナルバージョンの「埃及玫瑰」です
8.「前塵」 はアルバム「都市心」収録の國語バージョンに差し替えられています
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大都市──香港、ニューヨーク、パリ、ロンドン。 どの街の雑踏を歩いていても、私たちは無数の無表情な顔の波に飲み込まれ、人々があわただしく行き交う光景の中に立っている自分に気づく。 だが、そのすれ違う顔のひとつひとつの裏側には、甘くも苦い過去の記憶、そして避けがたく抱かれる“より良い明日”への期待が、確かに息づいているはずだ。
これらのFACESは、それぞれがそこにいる理由、そして目的地を持っている。 この“都市”という壮大な建築物の中で、大きくても小さくても、自分の居場所を見つけようと懸命に生きている。 そこは論理と科学が支配する華美で人工的な世界であり、気を許せば時間とお金が感覚さえも支配してしまう場所だ。
それでも私たちは、どこに住んでいようとも、同じような感情を抱く“人間”であることに変わりはない。 違う PLACESに暮らしていても、“都市”という共通の家を持つ者同士なのだ。
FACES & PLACES は、都市に生きる人をテーマにした三部作の締めくくりとなる作品である。 三枚の アルバム と二つの大規模なリミックス企画を通してこのテーマを追いかけてきたが、それでも十分に語り尽くせたとは言えない。 せいぜい、現代の都市に生きる人間── 日々の戦いのために身にまとう“カモフラージュ”の裏側に隠された、繊細で官能的な感情の世界を、 ほんのわずかに垣間見ただけなのかもしれない。
CITY RHYTHM から FACES & PLACES へ。 これらのアルバムは、長いフィルムの中の数コマ、あるいは未完の本の数ページのようなものだ。 古い大切な写真のように、これらの録音から生まれた音楽が、あなたの心のアルバムのどこかにそっと収まることを願っている。 (ライナーより 当サイトが意訳) |
【収録曲】
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曲名 |
作詞 |
作曲 |
編曲 |
カヴァー元 |
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1. |
序幕 |
許願 |
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2. |
傾斜 |
林振強 |
Ted Currier, Gary Henry, 倫永亮 |
倫永亮 |
Flame & Tony Terry 「On the
Strength」 <都市心「灰色的逃脱」粤語版> |
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3. |
你令我性感 |
林夕 |
Narada Michael Walden, Liz Jackson, Walter Afanasieff |
杜自持 |
<都市心「放縱全部的爱」粤語版> |
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4. |
埃及玫瑰 |
周禮茂 |
唐奕聰 |
唐奕聰 |
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5. |
風笑痴 |
周禮茂 |
Dick Lee |
Alexander De La Cruz |
Lolita 「If I Go」 |
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6. |
微雨撲巴黎 |
周禮茂 |
倫永亮 |
倫永亮 |
<都市心「我只是個不擅等待的情人」粤語版> |
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7. |
夜生活 |
林振強 |
Babyface, L.A. Reid, Daryl Simmons, 杜自持 |
杜自持 |
Karyn White 「The Way
You Love Me」 <都市心「我的夜生活」粤語版> |
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8. |
前塵 |
周禮茂 |
Dick Lee |
倫永亮 |
<都市心「前塵」粤語版> |
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9. |
怱怱 |
因葵 |
David Cole |
唐奕聰 |
The Cover Girls 「No One in
This World」 <都市心「怱怱」粤語版> |
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10. |
都市心 |
周禮茂 |
杜自持 |
杜自持 |
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11. |
流聲掠影 |
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12. |
再不在乎 |
周禮茂 |
Michael Franks |
杜自持 |
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曲名 |
曲名ピンイン |
曲名カタカナ読み |
曲名和訳 |
英語曲名 |
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1. |
序幕 |
ceoi4 mak6 |
チョイ マッ |
プロローグ |
Prologue |
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2. |
傾斜 |
king1 ce2 |
キン チェー |
傾斜 |
On The Strength |
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3. |
你令我性感 |
nei5 ling6 ngo5 sing3 gam2 |
ネイ リン ンゴ セン ガム |
あなたが私を熱くする |
Something About You |
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4. |
埃及玫瑰 |
aai1 kap6 mui4 gwai3 |
アイ カップ ムイ グァイ |
エジプトのバラ |
Egyptian Rose |
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5. |
風笑痴 |
fung1 siu3 ci1 |
フォン シウ チー |
風に笑われて |
If I Go |
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6. |
微雨撲巴黎 |
mei4 jyu5 pok3 baa1 lai4 |
メイ ユー ポッ バー ライ |
雨にけむる巴里 |
Paris |
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7. |
夜生活 |
je6 sang1 wut6 |
イェー サン ウッ |
ナイトライフ |
Night Life |
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*8. |
前塵 |
cin4 can4 |
チン チャン |
あの頃の私たち |
Paradise In My Heart |
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9. |
怱怱 |
cung1 cung1 |
ツォン ツォン |
バタバタと |
In A Rush |
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10. |
都市心 |
dou1 si5 sam1 |
ドウ シー サム |
都会 |
Let Me Be The One |
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11. |
流聲掠影 |
lau4 sing1 loek6 jing2 |
ラウ シン ロッ ヤン |
モンタージュ |
Voices From The Past |
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12. |
再不在乎 |
zoi3 bat1 zoi6 fu4 |
ジョイ バッ ジョイ フー |
私はもう気にしない |
It Doesn't Matter Anymore |
【リリース情報】
LP (香港盤)
9031 72400-1 * 1990.8.28 * WEA
ポスター封入
CD (香港盤)
9031 72400-2 * 1990.8.28 * WEA
CT (香港盤)
9031 72400-4 * 1990.8.28 * WEA
CD (日本盤)
WMC5-277 * 1991.2.25 * WEA * ¥2,800
販売: ワーナー・パイオニア、帯付、解説付
日本メジャーデビュー盤
タイトルは「フェイス・アンド・プレイス」
1. プレリュード 2. オン・ザ・ストレングス 3. サムシング・アバウト・ユー 4. エジプトのバラ 5. 風の心 6. パリのこぬか雨
7. ナイト・ライフ 8. パラダイス・イン・マイ・ハート 9. ノー・タイム・フォー・ラヴ 10. 都会の心 11. モンタージュ 12. もう気にしない
帯コピー: ★中国九龍育ち、4000年の歴史が紡いだ香港絹糸。世界屈指の大都会、香港から届いたユニヴァーサルなテーマ
― 恋、別れ、喜び、悲しみを綴ったサンディ・ラムのデビュー・アルバム。
CD (香港盤)
9031-72400-9 * 1999 * Warner Music Hong Kong
HDCD, 「華納暢銷經典」シリーズ
CD (香港盤)
9031 72400-5 * 2003.2.21 * Warner Music Hong Kong
DSD CD, Mastered By Tommy Leung
CD (香港盤)
5051865-4805-2-5* 2009.6.10 * Warner Music Hong Kong
LPCD 1630シリーズ, LPCD Mastering Engineer: AIK Yew-goh, Mastering and Manufactured by HUGO productions (HK) Ltd.
CD (香港盤・2枚組)
50541 96158927 * 2014.6.17 * Warner Music Hong Kong
2CD套装系列, 本作 + 「傾斜都市焼焼焼」の2枚組、1,000枚限定
Made in Japan
SACD/CD (香港盤)
5041 196 31964 * 2016.1.19 * Warner Music Hong Kong
1,000枚限定, Made in Japan
SACD (香港盤, 5枚組)
5054 1970 12488 * 2018.8 * Warner Music Hong Kong
500セット限定、5枚組ボックス「Sandy Lam SACD The Collection 1988-1991 BOXSET」の中の1枚。
Made in Japan、限量產品證書入り
LP (香港盤)
5021732774101 * 2025.10.15 * Warner Music Hong Kong
1,000枚限定, グリーンヴァイナル, Made in the EU, リマスタリング
配信
Apple Musicでの配信は無し。Amazon Music, Spotifyで配信されています。
ただし「前塵」は「都市心」収録の國語バージョンに差し替えられています
【クレジット】
PRODUCER: 許願
EXECUTIVE PRODUCER: 林憶蓮
ALL KEYBOARDS: 倫永亮 (2, 6, 8), 杜自持 (3, 7, 10, 12), 唐奕聰 (4, 11), ALEXANDER DE LA CRUZ (5), 陳澤忠 (9)
PROGRAMMING: 陳澤忠 (2, 3, 5, 6, 7, 8, 9, 10), 杜自持 (3, 10), 唐奕聰 (4, 11)
SAMPLING: 楊振龍 (2, 7), 唐奕聰 (11)
BACKGROUND VOCALS: MARK MCKILLEY (2), 倫永亮 (2, 4, 8, 9), 區新明 (2, 4, 7, 9, 10),
BACKGROUND VOCALS: 林憶蓮 (2, 3, 4, 7, 8, 9, 10), 袁麗嬌 (4, 9), 雷有輝 (8), 周小君 (9)
SAXOPHONE: PHIL (3, 10, 12)
BASS GUITAR: RUDI BALBUENA (5), JOSE VILLANAEVA (12)
ELECTRIC GUITAR: GUILLERMO FUEGO JR (5), 蘇コ華 (8, 9)
ACOUSTIC GUITAR: 蘇コ華 (6)
DRUMS: 陳偉明 (12)
FLUGELHORN: BERT (12)
PRODUCTION ASSISTANT: Peter LAI
RECORDING ENGINEERS: 王紀華, Owen KWAN, Kit TSOI, 鄭子榮, Tommy WAI
MIXING ENGINEERS: 王紀華 (2, 6, 7, 8), Owen KWAN (3, 5, 6, 10, 12), Kit TSOI (4, 9, 11)
RECORDING STUDIO: Sound Station, CBS/Sony Recording Studio
IMAGE & ART DIRECTION: 許願
ALBUM DESIGN & GRAPHIC ART DIRECTION: Kinson CHAN
PHOTOGRAPHY: 毛澤西
HAIR DESIGN & STYLE: Kim Robinson of Le Salon
LOCATION HAIR STYLISTS: Chuck, Karos & Vicky
GRAPHIC PRODUCTION: Ming/Live Communication
ARTIST MANAGEMENT: Stardust Factory
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SPECIAL THANKS: – Thomas, for being so involved from the beginning to the end, giving in so many ways without taking; this one is as much yours as it is Clarence's and mine! – Joey, for adding an "edge", your special touch to this album, and for all your help; it wouldn't have been as good, or as fun without you around! – Anthony & Andrew, the "Aces" on my list; the two of you have been enormously important to my work. Hong Kong's pop music scene is lucky to have the two of you. – Dick, for being inspirational (probably without knowing it) and for sharing with us ideals and integrity. – Paco, for continuing to have faith in me and in my music, and for always being there. – Herman, for understanding and caring for my work and doing so much to make this project the best possible. – Gary, for your enthusiasm, energy, and spirit which makes promotional work much easier for me. – Idris, for being "the crazy man", and for always leading the way. By the way, I'm working on a new dish called "Idris Pomodoro"! – Kinson, for your extraordinary visual talent and for appropriately completing my albums with such unsurpassed graphics! – Kim, for giving life and spirit to my gift – you're a sweetheart with a rare gift – a special eye and art for beauty! – Pauline, for being of so much help when you could've been out shopping! – Annie & Milcah, for your kind assistance, and for showing us a beautiful Italy. – All the wonderful arrangers, lyricists, musicians, vocalists...your talent gives colour to my music; and all the fine engineers for being so thorough and professional. – Everybody at WEA, particularly our promotion team, for your strong support. – And Clarence, the man who gave birth to the "CITY" projects and stood behind them when times got rough. Thanks for being patient, understanding, caring, and supportive. You're my best friend and a good partner. I could have never made it without you!
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【メモ】
·
8枚目のアルバム。「City Project」の第3作目。日本盤の解説によるとタイトルのFACESは各地で出会った人々の顔を、PLACESは訪れた各地の場所を意味しているそう。「City Rhythm」シリーズには都市に生きる現代女性の感情の推移を描くという物語上の連続性があります。それぞれのコンセプトは、
Part I:都市に暮らす女性の悲しさ、寂しさ、プレッシャーを描く
Part II:都会の喧騒から逃れてリラックスし、自由を求める感じを描く
Part III:世界各地を旅した後に、自立して明日に向かって生きていく姿を描く
(「レコパル」関東版91年4月号より)
「このアルバムでは、R&B、ジャズ、ラップ、ハウス、オペラなど、さまざまな音楽要素を取り入れています。これは、都市が持つ多様性を音楽で表現したかったからです。」
· シンガポールのSSWディック・リーが参加。きっかけは彼の90年のアルバム「Asia Major」に収録する「情人の眼涙(Lovers' Tears)」に参加してくれる歌手をさがしていたときに彼女の声に出会った事だとか。(「Music Magazine」1991年4月号)サンディは彼について「ディックとはシンガポールのテレビ局の特別番組であったんですが 、 長い間離れ離れだっだ兄弟にあったようでした。いろんなか曲を取り上げて自分の感覚を加えて音楽をやるところが似てるなって。」と回想しています。またディック氏がアジア人としての誇りを持って音楽を作っている姿に啓発されたそう。「彼はアジア人としての音楽を唱えて出てきた人で “アジア人としてのアイデンティティ”が彼の音楽の主題ですね。ディック・リーに会ったことで、中国人としての特質を音楽の中に生かしていくことに見覚めさせられました。私も、成長するにつれ、中国人あることを一層強く感じるようになったこともあって、伝統的な何かを若い世代の人々に突きっけてみたい気持にかられるようになっていたんですね。」「”前塵”で胡弓を使ったのは、私が子供の頃父が演奏するのを聴いて育ったことを思い出したからです。 バイオリンでも弾けるんだけど、こちらのほうがエモーショナルだし、香港らしいでしょ。胡弓をこんなふうにポップに使う人はあんまりいませんでした」。(「Music Magazine」1991年3月号)
· ジャケットはミラノとベネチアで10日間かけて撮影されたそう。
· ワーナー・パイオニアより初の日本盤が発売されました。先に日本での活動を開始していたディック氏と彼のプロデューサーであった久保田真琴氏の紹介が後押しになったとか(「Music Magazine」1991年3月号)。また「前塵」が「パラダイス・イン・マイ・ハート」というタイトルでシングルカットされ8cmCD/短冊ジャケットで発売されました(WMDS-4059)。日本でのコンサート活動も行っており、90年1月と7月にはNHKの「歌謡パレード」に出演、翌91年2月にはディック氏の日本ツアーにゲスト出演、12月には待望のソロ公演を東京、大阪、名古屋の3か所で行っています。
· 本作は3作続いた都市プロジェクトの完結作品となりました。売上は15万枚(人口換算で日本の330万枚!!、情報は94年の「アサヒグラフ」より)。本作の成功はサンディ自身の手応えとしても十分だったようで94年に出演したNHK「エンターテイメントシャワー」では「香港では一つのアルバムにきちんとしたメッセージを込めることはかなり難しいことですが、このプロジェクトは一つのコンセプトを持ったものとして大変成功したと思います。」と語っています。また、「ようやく自分自身のスタイルを見つけることができた」とも語っています(「新時代」89年)。そして完結することについては、「2枚のレコード(Part I & II)を通じて現代の都会の女性の心理状態を十分に表現できた。また、他の多くの歌手が似たテーマを扱うようになったため、新しいことに挑戦したい」とのこと。(「Top Magazine」90年)